抄録
腎泌尿器科患者延べ177例(男126例, 女51例, 平均年齢70.5歳)を対象として, BVI6100男性モード(BVI男性モード)・女性モード(BVI女性モード)・超音波断層法による残尿測定を施行し, カテーテル導尿による残尿測定値を実測値として比較した。全症例において実測値に対する誤差率は超音波断層法42.7%, BVI男性モード50.6%, BVI女性モード65.8%であり, BVI女性モードは有意に誤差率が高かった。性別による比較では男性および女性どちらに対してもBVI女性モードよりBVI男性モードの誤差率は有意に低かった。携帯型3次元超音波断層装置は超音波断層法による残尿測定とほぼ同等の精度を示し, 操作が簡便で短時間に疼痛を伴うことなく施行できるため有用であると思われた。
収録刊行物
- 泌尿器科紀要
-
泌尿器科紀要 54(3), 203-206, 2008-03
泌尿器科紀要刊行会