トルコ鞍空洞症に伴った後天性低ゴナドトロピン性性腺機能低下症の1例

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タイトル別名
  • Acquired male hypogonadotropic hypogonadism (MHH) in a patient with empty sella: a case report
  • トルコアン クウドウショウ ニ トモナッタ コウテンセイ テイゴナドトロピンセイ セイセン キノウ テイカショウ ノ 1レイ

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抄録

40歳男。射精障害を主訴に受診し、二次性徴、性機能、射精に異常は認めなかった。直腸診で小さな前立腺を触知し、テストステロンの低値、LHとFSHは基礎値が低く、GnRH負荷試験では低反応を示した。頭部MRIではくも膜下腔がトルコ鞍内へ陥入し、下垂体が鞍底部に圧排されて菲薄化しており、トルコ鞍洞症に伴う後天性低ゴナドトロピン性性腺機能低下症と診断した。hCG自己皮下注射の治療開始後2ヵ月で射精が出現し、6ヵ月後には精液量、精巣容量、public hair stage、テストステロンも改善したが無精子症のためr-hFSH製剤自己注射を追加した。

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 54 (12), 791-793, 2008-12

    泌尿器科紀要刊行会

被引用文献 (1)*注記

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