虚血性心疾患患者の不安・ストレス・家族関係と自尊感情の関連性

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タイトル別名
  • The Relationships of Anxiety, Stress, and the Family Support to Self-Esteem in Patients with Ischemic Heart Disease
  • キョケツセイ シンシッカン カンジャ ノ フアン ストレス カゾク カンケイ ト ジソン カンジョウ ノ カンレンセイ

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抄録

本研究は,冠動脈インターベンションを受けた虚血性心疾患患者の不安・ストレス・家族関係と自尊感情の関連性を明らかにすることを目的とした。調査内容は,自尊感情(RSE),不安(HAD-A),ストレス(日常苛立ち事),家族関係(家族サポート・FES結びつき・FES組織性)などである。237名中145名から回答を得た(61.2%)。そのうち,欠損値の多い2名を除き143名を分析対象とした。平均年齢は69±8歳,男性105名・女性37名・不明1名であった。不安が強いこと,日常苛立ち事が多いこと,家族の組織性が弱いことは相互に関連しており,それらは自尊感情と関連していた。重回帰分析の結果,家族サポート・不安・年齢・不整脈の有無・再狭窄の有無が影響要因として示された。虚血性心疾患患者の精神的健康において家族からのサポートが得られるように援助すること,不安を軽減することが重要であり,家族関係を調整していくこと,家族を含め,不安やストレスへの対処法を指導していくことが必要であると考えられた。

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