支援プロセスから見た看護師に対するコンサルテーションの実際 : 褥瘡予防に向けた業務改善への取組み事例より

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  • Support Program Consultation for Nurses : An Example of Improved Practices to Prevent Bedsore Formation

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抄録

本研究は,慢性期病棟における「褥瘡予防に向けた業務改善」に取組む看護師に対するコンサルテーション・プロセスに焦点をあてて,支援の実際とコンサルテーションにおける今後の課題を明らかにすることを自的とした。コンサルテーション・プロセスにおいて,組織的な介入の際には管理者との信頼関係を保つことが不可欠であった。また,「課題適応型コンサルテーション」は「プロセス適応型コンサルテーション」と比べ,問題の明確化からデータ収集までは比較的に時間を要しないと言われているが,今回は組織内部から改善策を提出することを重要視したため,より多くの時間を要した。コンサルテーションによるコンサルティの成長や組織内部の活性を促進できたとする評価は,本介入の有効性を示すものである。今後は、個人や集団とのコンセンサスのとり方や時間的な枠組みも熟考した上で,計画的なコンサルテーション活動を行うことが課題であると考えられた。

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