3年間放置された両側尿管ステントに発生した多発結石に対し内視鏡的に治療を行った1例

HANDLE Web Site 被引用文献1件 オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Endoscopic treatment for severe encrusted ureteral stent left in place for 3 years
  • 症例 3年間放置された両側尿管ステントに発生した多発結石に対し内視鏡的に治療を行った1例
  • ショウレイ 3ネンカン ホウチ サレタ リョウガワ ニョウカン ステント ニ ハッセイ シタ タハツ ケッセキ ニ タイシ ナイシキョウテキ ニ チリョウ オ オコナッタ 1レイ

この論文をさがす

抄録

52歳男.3年前, 腎尿管結石に対して体外衝撃波砕石術(ESWL)目的で両側尿管ステントを留置されたが, そのまま放置していた.今回, 血尿, ふらつきを認め受診となった.入院時検査にて炎症反応, 腎機能障害, 貧血をいずれも軽度であるが認め, 尿所見ではリン酸アンモニウムマグネシウム結晶(+), 尿培養にてE.coliを認めた.KUBでは, 残存した尿管ステントに左腎サンゴ状結石, 左巨大尿管結石, 膀胱結石を認め, CTにて両側の水腎症を認めた.両側水腎症に対して両側腎瘻造設術を施行後, ureteroscopic lithotripsy, percutaneous nephroscopic lithotripsy(PNL)を併用して, 結石が附着した尿管ステントを除去した.左腎結石に対してPNL, ESWLを行った.退院後4ヵ月, 結石の再発を認めていない

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 51 (3), 187-190, 2005-03

    泌尿器科紀要刊行会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ