外傷性尿道損傷に対し口腔粘膜グラフトを用いて再建した症例

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タイトル別名
  • Urethral reconstruction using buccal mucosa urethroplasty in the treatment of urethral injury

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抄録

52歳男性.患者は, 自慰行為による異物挿入での尿道損傷で受診となった.尿溢流とそれに伴う感染により陰茎は約1.5倍に腫脹, 自潰していた.異物除去とデブリードマンをまず施行し, その後は狭窄となった部に対して内尿道切開を施行した.感染消失を確認後は, 尿道と陰茎の再建を行ない, 遊離皮弁として口腔粘膜を摘出し, パッチを当てるように吸収糸による結節縫合で尿道欠損部に補填した.その結果, 良好な排尿が確保され, 現在まで合併症は認められていない

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 51 (5), 343-346, 2005-05

    泌尿器科紀要刊行会

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