PCR法と振盪培養法(RSC法)による献腎ドナー感染および臓器汚染の迅速診断を行い腎摘出ならびに移植を断念した3ドナーと6献腎の検討

• 内藤, 和彦

  藤田保健衛生大学泌尿器科

• 樋口, 徹

• 佐々木, ひと美

• 桑原, 勝孝

• 日下, 守

• 石川, 清仁

• 白木, 良一

• 星長, 清隆

書誌事項

タイトル別名

• Rapid diagnosis of donor infection and renal allograft contamination using a polymerase chain reaction technique and rapid shaking culture
• PCRホウ ト シントウバイヨウホウ RSCホウ ニ ヨル ケンジンドナー カンセン オヨビ ゾウキ オセン ノ ジンソク シンダン オ オコナイジンテキシュツ ナラビニ イショク オ ダンネン シタ 3 ドナー ト 6ケンジン ノ ケントウ

抄録

献腎提供を承諾した83症例(ドナー)とドナーから摘出した154腎を対象に, polymerase chain reaction(PCR)法と振盪培養(RSC)法による移植前の感染症及び臓器汚染の診断について検討した.その結果, 腎摘出を断念したのは3例で, 摘出後に破棄された腎は6腎(3例)であった.摘出を断念し2例と破棄された腎2腎では, PCR法でmecA, femA両遺伝子を, RSC法でMRSAを検出した.残りの1例では, PCR法で陰性の非特異的バンドを, RSC法で最近の増殖を認め, 定量培養でははbacteroidesが検出された.又, 残りの4腎は, PCR法で18s-rDNA遺伝子を検出し, RSC法で真菌の増殖を認め, 定量培養ではCandidaが検出された

収録刊行物

• 泌尿器科紀要

  泌尿器科紀要 51 (11), 715-718, 2005-11

  泌尿器科紀要刊行会

キーワード

• Cadaver transplantation
• Donor infection
• Renal allograft contamination
• PCR

詳細情報

• CRID: 1050282677153886080
• NII論文ID: 120002141536
• NII書誌ID: AN00208315
• ISSN: 00181994
• HANDLE: 2433/113728
• NDL書誌ID: 7730870
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7730870
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2006102469
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: departmental bulletin paper
• データソース種別:
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN