術中明らかな直腸損傷を認めずに発症した腹腔鏡下前立腺全摘除術後の尿道直腸瘻の1例

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書誌事項

タイトル別名
  • Late-onset urethrorectal fistula after laparoscopic radical prostatectomy : report of a case
  • 症例 術中明らかな直腸損傷を認めずに発症した腹腔鏡下前立腺全摘除術後の尿道直腸瘻の1例
  • ショウレイ ジュツチュウ アキラカ ナ チョクチョウ ソンショウ オ ミトメズ ニ ハッショウ シタ フククウキョウ カ ゼンリツセン ゼンテキジョジュツゴ ノ ニョウドウ チョクチョウロウ ノ 1レイ

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抄録

67歳男性.患者は健診にてPSA高値を指摘され, 著者らの施設へ紹介となった.前立腺生検にて前立腺癌, 臨床病期T2N0M0と診断し, 腹腔鏡下前立腺全摘除術を施行した.術中に明らかな直腸損傷を認めず, 経過良好で術後7日目に退院となったが, 術後11日目の尿検査にて糞便の混入を認め, 再入院となった.逆行性尿道造影にて尿道直腸瘻孔を認め, 尿道カテーテルを留置し, 絶食で中心静脈栄養とした.その後, 高圧酸素治療を開始したところ, 入院15日目に瘻孔の閉鎖が確認され, 入院26日目に尿道カテーテルを抜去した

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 52 (2), 155-157, 2006-02

    泌尿器科紀要刊行会

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