精巣上体悪性リンパ腫の1例

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タイトル別名
  • A case of malignant lymphoma of the epididymis

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抄録

症例:17歳男.左陰嚢内容の腫大を主訴とした.左陰嚢内, 左精巣上極に約2cm大の表面不整, 硬い腫瘤を触知した.超音波検査では腫瘤は充実性腫瘍であった.悪性腫瘍の可能性を考えて, 手術を施行した.精巣と精巣上体との剥離は困難と考え, 左高位精巣摘除術を施行した.病理組織学的に精巣上体原発の非ホジキンリンパ腫, 瀰漫性混合細胞型, B細胞型の悪性リンパ腫と診断された.術後化学療法を3コース施行した.現在治療開始26ヵ月であるが, 全身状態は良好で再発や転移を認めず生存中である

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 46 (4), 291-293, 2000-04

    泌尿器科紀要刊行会

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