包皮結石の1例

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  • Preputial calculi: a case report

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抄録

92歳, 男.主訴は尿閉.X線検査で, 陰茎部に一致した多発性の石灰化像があった.腎不全は腎後性閉塞が原因ではないかと推測された.亀頭包皮炎による包皮口の閉鎖, それに引き続く尿閉及び包皮結石の診断にて, 緊急に包皮背面切開術, 結石除去が行われ, 尿道カテーテルが留置された.術後, 腎機能は速やかに回復し, スムーズな自尿が可能になった.この症例により, 高齢者の包茎に対する手術治療の必要性を再認識させられた

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 47 (7), 513-515, 2001-07

    泌尿器科紀要刊行会

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