肺転移による呼吸困難を契機に発見された巨大精巣腫瘍の1例

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タイトル別名
  • A giant testicular tumor detected with dyspnea due to lung metastases: a case report

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抄録

19歳.肺転移による呼吸困難を契機に発見され, 経過中に脳転移を示した重量1700gの巨大精巣腫瘍例で, 脳転移に対して50Gyの全脳照射と化学療法を行い, 場合に応じて外科的切除を加えるのが良いとする報告があるが本症例では, 脳腫瘍の出血の為に重篤な神経症状が出現したため緊急に外科的切除が必要となり, 放射線療法を行わず, 術後に化学療法を施行し長期生存を得ている.脳転移を有する症例の予後は一般的に不良であり, 今後本症例が再発した場合, 末梢血幹細胞移植併用超大量化学療法を行う予定である

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 47 (8), 599-604, 2001-08

    泌尿器科紀要刊行会

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