日本人症例におけるTANDEM PSAの臨床的評価と他法の比較

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  • Clinical evaluation of TANDEM PSA in Japanese cases and comparison with other methods

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抄録

前立腺癌の診断とフォローアップにおける血清PSA値の意義について, 世界的に最も汎用されているTANDEM PSA(R)を用いて検討した。1)本法のquality control dataは良好であり, 0.50~100ng/mlの血清PSA値を測定できた。2)本邦症例の正常値は, age-match健常男性(n=217)の血清PSA値の平均+3S.D.値から1.9ng/mlと決定した。3)前立腺癌各病期とBPH症例間で, 血清PSA値の分布が有意に異なるのは, stage C以降であった。4)前立腺癌とBPHを効率よく鑑別するためには, BPH症例の平均+S.D.値である13ng/mlをcut-off値とする必要があることが判明した。5)他のPSA測定系とも良好な相関性を示した。6)前立腺癌患者のフォローアップについては, 43反応中40反応について臨床効果と一致した変動を示した

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 41 (1), 39-46, 1995-01

    泌尿器科紀要刊行会

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