ラット精細管および精巣上体管における経上皮性アンドロゲン移行に関する研究

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  • Study on transepithelial movement of 3H-androgen in the rat seminiferous and epididymal tubules

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抄録

微小穿刺法と微小灌流法を用いた。精細管の管内アンドロゲン濃度は間質液中のその濃度が10-2, 000nMに増大するに従い直線的に増大したが, 精巣上体頭部における管内アンドロゲン濃度は間質液中の濃度が増大するに従い双曲線的に増大し, 精細管におけるそれよりもはるかに高い値を示した。灌流液中に0.1nMのジニトロフェノール, 0.1mMのKCN, 100μg/mlのサイクロヘキサミドを加えたとき, 管内アンドロゲンの移行は組織ATP濃度とともに有意に減少した。アンドロゲン結合蛋白を含まない人工的精上体頭部の管内液で管内を灌流したとき濃度勾配に抗したアンドロゲン移行は完全に抑制された

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 41 (2), 119-125, 1995-02

    泌尿器科紀要刊行会

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