前立腺癌に対するビカルタミド(Casodex)の前期第2相試験

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  • Clinical early phase II study of bicalutamide (Casodex) in patients with prostatic cancer

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抄録

ビカルタミド1日1回50mg群, 80mg及び100mgを12週間投与する3群比較の無作為化非盲検試験を実施した. 1)登録症例は124例で, 適格例は122例であった. 2)総合効果における奏効率は50mg群, 80mg群及び100mg群でそれぞれ50.5%, 61.0%及び53.7%であった. 3)PSAに対する奏効率は50mg群, 80mg群及び100mg群でそれぞれ84.2%, 92.7%及び97.6%であった. 4)副作用発現率は3群ほぼ6割で副作用による中止例は80mg群の1例のみで, 安全度において3群間に有意差はなかった.主な副作用は乳房腫脹, 乳房圧痛等であった

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 42 (2), 155-168, 1996-02

    泌尿器科紀要刊行会

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