骨盤腔内に限局し腫瘤形成がみられた特発性後腹膜線維症の1例

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タイトル別名
  • Idiopathic retroperitoneal fibrosis localizing in pelvic cavity: a case report

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抄録

腹部超音波検査で右水腎症が認められた54歳女で, 点滴腎盂造影及びCTにより右水腎水尿管症及び右下部尿管周囲腫瘤が明らかにされた.腫瘤はMRIのT1及びT2強調像で低信号を示し, 線維性成分が示唆された.各種腫瘍マーカーは正常範囲内にあった.術中新鮮凍結切片により悪性がない事を確認した後, 下部尿管と共に腫瘍を摘出し, 尿管膀胱新吻合術を行った.組織学的に腫瘍は特発性後腹膜線維症と診断された

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 42 (8), 577-581, 1996-08

    泌尿器科紀要刊行会

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