von Recklinghausen病に合併した膀胱癌の1例

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  • Bladder cancer associated with von Recklinghausen's disease: a case report

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抄録

53歳男.幼少時より皮膚腫瘤が認められ, 5歳の時von Recklinghausen病(R病)を指摘された.肉眼的血尿, 頻尿, 排尿時痛を主訴とし入院.体表に大小様々のcafe-au-lait spotを認め, 全身に多数の神経線維腫を認めた.下腹部やや左側よりに鶏卵大の腫瘤を触知, 膀胱尿道造影で膀胱内に長径10cmの陰影欠損を認め, 膀胱鏡にて尿道内に突出する白色の非乳頭状腫瘤を認め生検で移行上皮癌と診断した.術前バルーン阻血下動注療法(シスプラチン, アドリアマイシン)を施行, 膀胱腫瘍は92.8%の縮小率を認めたが, 膀胱全摘除術とハウトマン法による回腸膀胱造設術を施行した.術後8週より化学療法を3コース行った

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 43 (8), 585-588, 1997-08

    泌尿器科紀要刊行会

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