前立腺平滑筋肉腫の2例

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  • Leiomyosarcoma of the prostate: report of two cases

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抄録

症例1, 45歳男, 排尿終末時痛, 頻尿を主訴とする.超音波診断とCT scanで前立腺腫瘍を認め, 組織学検査では前立腺平滑筋肉腫であった.前立腺全摘除術及び膀胱部分切除術を施行した.術後補助療法を施行せず, 術後1年再発, 転移の徴候はなく, 経過観察中である.症例2, 63歳男, 肺癌と大腸ポリープで内科に入院した.CT scanで大きな前立腺腫瘍と肺, 肝, 両側腎に多発性腫瘍を認めた.前立腺腫瘍精査のため当科を受診した.経直腸的前立腺針生検を実施し, 病理学的検査により前立腺平滑筋肉腫と診断した.治療は行わず3ヵ月後に死亡した

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 44 (10), 739-742, 1998-10

    泌尿器科紀要刊行会

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