群馬県およびその近郊における前立腺癌患者の臨床統計的観察 : 1985-89年について

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  • Statistical analysis of the prostatic cancer patients detected from 1985 to 1989 in and around Gunma prefecture

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抄録

1985~89年の5年間に未治療の状態で発見された前立腺癌は730例であった.平均年齢は74.0歳, 来院時主訴は排尿障害が最も多く, 74.5%, 以下頻尿, 肉眼的血尿, 排尿時痛, 癌性疼痛の順であった.症状発現から初診まで1ヵ月以内38.2%と多く, 1年以上も22.9%であった.病期Dが45.7%と多く, 以下B, C, Aの順であった.分化度では中分化48.2%, 高分化, 低分化が約25%ずつであった.転移は骨が82.9%, その中でも腰椎55.2%, 以下肋骨, 腸骨, 胸椎, 坐骨の順であった.PAP, ALPは病期の進行と共に有意に(P<0.01)上昇例が増した.初期治療としてホルモン療法が82.1%, LH-RH analogueは39.2%であった

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 37 (10), 1261-1270, 1991-10

    泌尿器科紀要刊行会

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