Flow cytometry によるBromodeoxyuridine(BrdU) /DNA同時解析法の応用 2.制癌剤感受性試験への応用のための基礎的研究

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  • Application of simultaneous flow cytometric bromodeoxyuridine (BrdU)/DNA analysis. 2. Basic study to apply as a chemosensitivity test

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抄録

MBT-2細胞に種々の条件で各種制癌剤を接触させ, その細胞動態と標識細胞のサイクル進行に及ぼす効果を解析した.この方法で得られた解析結果を, 同条件下で行ったcolony assayのsurvival curveと比較検討した.1) ADRによる標識細胞のサイクル進行遅延およびG2M期細胞集積の大きさと, 抗腫瘍効果との間には相関があった.したがって本法を用いることにより, IC90程度の抗腫瘍効果を早期に推測し得る可能性がある.2) VCRでは標識細胞のサイクル進行に及ぼす作用やG2M期単峰性集積作用と, 抗腫瘍効果との間には相関がなかった.3) CDDPによる標識細胞のサイクル進行遅延およびS期, G2M期への細胞集積の大きさと, 抗腫瘍効果との間には高濃度領域では相関があった.しかし, 低濃度領域での判定には困難が伴った

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 34 (8), 1349-1355, 1988-08

    泌尿器科紀要刊行会

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