学校における教育相談担当者による教育相談活動の認知・定着に関する基礎的研究(1)―学校の組織特性とのかかわりに着目して―

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タイトル別名
  • A Basic Study of School Counseling and Guidance - Cognition and Embeddedness Among Teachers in Charge of School Counseling and Guidance
  • ガッコウ ニ オケル キョウイク ソウダン タントウシャ ニ ヨル キョウイク ソウダン カツドウ ノ ニンチ テイチャク ニ カンスル キソテキ ケンキュウ 1 ガッコウ ノ ソシキ トクセイ ト ノ カカワリ ニ チャクモク シテ

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抄録

本研究は,学校における教育相談の定着に関して,各学校で主に校務分掌で位置づけられる教育相談担当者の立場から認知されている教育相談活動の内容や,教育相談活動を阻害する要因を明らかにする。そのために,中学校の教育相談担当者1名ずつに対して質問紙調査を行い,現在の学校での生徒の心理・社会面,学習面,進路面の支援をする立場にある教育相談担当者からみた問題点や課題を整理する。あわせて調査結果より,各教育相談担当者自身や教職員との間で感じる,教育相談の定義についての相違や,教育相談担当者が阻害要因と認識する問題の背景を考察した。その結果,教育相談の位置づけの不明確さ,教育相談係の活動の学校間での差異といった教育相談係特有の課題と,多忙さなどのような教員の一般的な課題とがあることが示された。

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