書誌事項
- タイトル別名
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- Return to work for depression sufferers : employee awareness and support
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抄録
[目的]うつ病者を受け入れる職場体制と、受け入れる立場にある従業員の意識を明らかにし、うつ病者を受け入れる従業員に対する支援を検討する。[方法]北海道内の民間企業8社の従業員400名に対して質問紙調査を実施した。[結果]1)うつ病への関心は高いが、正しい知識をもっていると自任している者は少なかった。2)心の健康問題に対する企業の取り組みの具体的内容は、「相談」が最も多かったが、従業員が求める支援では「関わり」をあげる者が多かった。3)職場の悩みや心配事を相談する相手は「家族」「上司」と回答した者が多かった。[考察]1)うつ病者を受け入れる立場の従業員にうつ病の知識の教育が重要である。2)うつ病当事者からの相談だけでなく、受け入れる従業員からの相談を受ける体制も重要である。3)職場の悩みや心配ごとを相談する相手として「家族」「上司」をあげる者が多く、受け入れる従業員とりわけ上司にあたる人たちへのサポートが必要である。
収録刊行物
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- 看護総合科学研究会誌
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看護総合科学研究会誌 12 (2), 15-23, 2011-03-30
看護総合科学研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699772471680
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- NII論文ID
- 120002934272
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- NII書誌ID
- AA11411862
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- DOI
- 10.14943/49109
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- HANDLE
- 2115/45278
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- ISSN
- 1344381X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可