大阪大学公開講座 2010年度動作法キャンプの評価と今後の課題

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タイトル別名
  • Osaka University's Extramural Courses An Evaluation of the Dohsa-hou Camp FY2010 and Its Future Challenges
  • オオサカ ダイガク コウカイ コウザ 2010ネンド ドウサホウ キャンプ ノ ヒョウカ ト コンゴ ノ カダイ

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抄録

本稿は2007年度以降、大阪大学公開講座の一環として行われている心理リハビリテイションキャンプ、いわゆる動作法キャンプについて、今年度の資料を中心に振り返り、来年度以降、より質の高い動作法キャンプが行えるよう今後の課題について考察することを目的としている。動作法キャンプの事後評価からは、訓練内容や研修内容について、トレーナー・保護者ともに質の高いキャンプであったとする評価が得られた。またトレーニー・保護者を対象として行ったキャンプ後の日常生活での変化を尋ねる質問紙かも、「食事」「衣服の着脱」「睡眠」「移動」「入浴」「日常生活姿勢」「その他」の7 領域22項目に改善が報告された。このように、トレーナーの研修、トレーニーの訓練については一定の成果が得られたものと考えられたが、施設の評価については、トレーナー・保護者ともに低く、主な原因はバリアフリー化がされていないことや空調が少なく体調管理が難しかったことにあると推察された。トレーナーの加齢が進むにつれこのような問題はさらに深刻なものになると考えられ、今後の課題として指摘した。

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