大規模トランスクリプトーム・データを用いた重要遺伝子の同定と発現制御機構の解明

• 矢野, 健太郎

抄録

Article

現在、多くの生物種において、マイクロアレイ実験データや遺伝子発現断片（EST）などの網羅的な遺伝子発現情報が急速に蓄積し、公開データベースから利用可能となっている。このトランスクリプトーム情報の蓄積は、様々な条件下における発現遺伝子群を詳細に比較することによって、重要な生物学的機能を持つ遺伝子群を同定し得ることを意味する。たとえば、様々な器官・組織や生育ステージにおける発現遺伝子情報を収集・比較解析することにより、心臓における心拍機能や農作物の収量に大きく関与する遺伝子の解明と利用を促進し得る。 大規模なトランスクリプトーム情報の利用方法の1つとして、近年、遺伝子発現ネットワーク解析が注目されている。

収録刊行物

• 明治大学科学技術研究所年報

  明治大学科学技術研究所年報 51 45-47, 2010-10-01

  明治大学科学技術研究所

詳細情報

• CRID: 1050857534499024384
• NII論文ID: 120005258663
• NII書誌ID: AN00238600
• ISSN: 05433916
• HANDLE: 10291/14672
• Web Site: https://meiji.repo.nii.ac.jp/records/15248
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: departmental bulletin paper
• データソース種別:
  • IRDB
  • CiNii Articles