アイデンティティと歴史の自己教育的研究(VI)-エディプスコンプレクスに凝縮された個体発生と系統発生の相関性-

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  • アイデンティティ ト レキシ ノ ジコ キョウイクテキ ケンキュウ(6)エディプスコンプレクス ニ ギョウシュク サレタ コタイ ハッセイ ト ケイトウ ハッセイ ノ ソウカンセイ

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抄録

type:Article

エディプスコンプレクスを,類人猿から人類への過渡期における子殺し,その代替としての去勢,その儀式化としての割礼,子どもの反抗,兄弟同盟,親殺し,トーテム饗宴とカニバリズムにおいて生起した心理歴史的現象に即して多角的に考察し,親殺しの後の後悔(フロイト)や罪悪感(エリクソン)が自省・反省,自己分析,自己教育の原点であり,これを意識化し,より高い次元へと発達させることで,自己教育を発展させられることを明らかにした。

By studying plurally Oedipus Complex in psycho-historical phenomena such as filicide, castration as the Substitution, circumcision as the ritualization, rebellion of son against father, brothers' alliance, parricide, totem banquet, cannibalism that are occurred in transitional process from anthropoid apes to human beings, I present that the regret (Freud) and guilt (Erikson) after parricide is the origin of reflection, self-analysis, self-education, and by developing it in higher dimension with conscientization we can develop self-education.

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