発症から治癒後まで頭部MRI所見を追跡し得た特発性低髄液圧症候群の一例
書誌事項
- タイトル別名
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- A case report of spontaneous intracranial hypotension in whom MRI findings were tracked throughout the observation period
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抄録
症例は39歳の女性.頭部外傷の既往はない.某年2月5日、立ち仕事中に前頭部に非拍動性の痛みを自覚した.徐々に増悪し、嘔気も出現した.ロキソプロフェンやスマトリプタンは効果がなかった.経過中A型インフルエンザに罹患し、自宅で安静にしていた期間には、頭痛は消失していたが、回復後再び、起立時に増悪する激しい頭痛が出現した.頭部MRIで硬膜の肥厚および造影効果を認めた.脳槽シンチグラフィーでは早期のRI膀胱内集積とRIクリアランスの亢進が見られたが、脳脊髄液漏出像は確認できなかった.特発性低髄液圧症候群と診断し、安静臥床と大量輸液にて加療し、徐々に症状の改善を認め、退院した。硬膜の所見も遅れて回復した.特発性低髄液圧症候群では、多彩な臨床症候を伴うため、不定愁訴として扱われたり、診断に苦慮することがあるが、MRI所見は診断に有用である.
収録刊行物
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- 京都第二赤十字病院医学雑誌
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京都第二赤十字病院医学雑誌 34 81-86, 2013-12-01
京都第二赤十字病院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338022630912
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- NII論文ID
- 120005436787
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- NII書誌ID
- AN00357778
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- ISSN
- 03894908
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles
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