企業による環境CSRの方向性 : 植樹活動を行う企業の事例から

書誌事項

タイトル別名
  • Direction of the Environmental CSR Activity : Case Study of Reforestation by the Baby Goods Company
  • キギョウ ニ ヨル カンキョウ CSR ノ ホウコウセイ : ショクジュ カツドウ オ オコナウ キギョウ ノ ジレイ カラ

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抄録

近年、ますます企業が社会的責任(CSR)を果たすことが重視されている。企業は、経済的側面・社会的側面・環境的側面を視野に入れた活動を行うことが求められている。そして、それについてどのような取り組みを行うかは企業の自主性に任されている。戦略論の視点からは、社会的な課題を企業の戦略に据えるCSRとしてCSV(Creating SharedValue)が注目されている。CSVは、取り組みの正当性と持続性を確保するうえで有効であるとみられている。同時にCSVは、市場において社会的なメッセージが評価されるならば、その成果として企業ブランド価値の向上と競争優位性の獲得につながるとみられる。ただし、すべての企業が本業に関連した社会貢献活動を進めることができるというわけではない。本研究では、社会貢献の一環として森林保全に取り組む企業について取り上げ、今後の取り組みの課題について考察する。

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