直腸原発内分泌細胞腫瘍 (カルチノイド腫瘍ならびに内分泌細胞癌) 60例の検討 Primary Neuroendocrine Cell Tumors of The Rectum-Carcinoid Tumor and Endocrine Cell Carcinoma

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抄録

【はじめに】直腸原発内分泌細胞腫瘍について種々の分類法が提案されている. 今回自験例で, 大腸癌取扱い規約による分類での具体的な悪性度の違いとその有用性について検討した. 【対象と方法】当科で経験した直腸内分泌細胞腫瘍60例を, カルチノイド腫瘍52例と内分泌細胞癌8例とに分け臨床病理学的検討を行った. 【結果】両群間で, 平均年齢, 腫瘍最大径, 5年生存率 (カルチノイド腫瘍 : 87.5%, 内分泌細胞癌 : 23.4%) に有意差を認めた. リンパ節郭清切除術が施行された22例で検討すると, カルチノイド腫瘍の1/14例 (7.7%) (深達度sm, 径8mm), 内分泌細胞癌の6/8例 (75%) にリンパ節転移を認めた. カルチノイド腫瘍死亡例は2例 (共に深達度sm, 径7mmと10mm) で, 共に初回発見時から肝転移を認め4年以上の経過で原病死していた. 【結論】大腸癌取扱い規約による直腸内分泌細胞腫瘍の分類は, それぞれの生物学的悪性度を反映し, 予後予測や治療選択の上で有用と考えられた.

収録刊行物

  • 新潟医学会雑誌

    新潟医学会雑誌 125(11), 611-619, 2011-11

    新潟医学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    120005458116
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00182415
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • ISSN
    0029-0440
  • データ提供元
    IR 
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