備前吉備津宮からみた一宮制

書誌事項

タイトル別名
  • Consideration of the Ichinomiya system based on Bizen Kibitsunomiya
  • ビゼン キビ ツキュウ カラ ミタ イチノミヤセイ

この論文をさがす

抄録

備前一宮とされる吉備津宮に関連する「備前国一宮社法」「備前国総社家社僧中神前御祈念之事等注文」「備前一宮御神事絵巻」は、室町時 代の年紀を有し、中世史料と考えられてきた。しかし、人名、地名、および「国主」という用語に即して関連史料を探索してみると、近世初 期に成立した史料と考えられる。それでも史料の作成者が、康永や文明など中世の年号を付したのは、中世松田氏が近世池田氏の前身だとい う近世初期の歴史認識の現れと考察した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ