故紙再生におけるPCB, PCTによる環境汚染 (III) : 底質中のPCBの組成変化
書誌事項
- タイトル別名
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- The Environmental Pollution by PCBs and PCTs Resulting from Reclaiming Waste Paper (III) : The Change of PCBs Composition in Bottom Deposits
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抄録
環境試料, とくに底質中のPCBの組成変化の原因を探るために, ガスクロマトグラム上の各ピークに現れるPCB各成分について, 水溶性および水溶液中からの蒸発性に関して実験を行なった。得られた主な結果は, (1) PCBの水溶性は低塩化物ほど高い。また, 同一の塩素数のものでも, ガスクロマトグラムの保持時間の短いものほど高い傾向にある。(2) PCBの水溶液中からの蒸発速度は, その蒸気圧から予想されをよりもはるかに速く, 水に溶けたKC-300は, 20時間以内にその90%が蒸発する。また, 水中からの蒸発性は低塩化物ほど高く, 3塩化物の中ではガスクロマトグラフ保持時間の短いものほど高いようである。(3) 以上の両実験結果と, 実際の環境試料 (底質) 中のPCB組成の変化はよく符合する。しかし, 水中からの蒸発は, 底質中のPCBのある成分の選択的消失の律速段階とは考えられないことから, PCB各成分の水溶性の差が, 底質中のPCBの組成変化のより主要な原因であると考えられる。
収録刊行物
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- 京都大学農学部演習林報告
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京都大学農学部演習林報告 50 231-238, 1978-11-20
京都大学農学部附属演習林
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845760729674112
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- NII論文ID
- 120005515839
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- NII書誌ID
- AN00061068
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- ISSN
- 0368511X
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- HANDLE
- 2433/191646
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles