根管治療中に遭遇した2根性下顎犬歯の1症例
この論文をさがす
抄録
58歳女.下顎右側犬歯はレジン充填が施され,口腔内からの概観に異常はみられなかったが,下顎右側犬歯に自発痛が出現した.浸潤麻酔下で,下顎右側犬歯の抜髄処置を行った.抜髄処置後,臨床症状が特に認められなかったため,ガッタパーチャーポイント及び歯科用根管充填シーラーで根管充填を行った.エックス線写真により,根管充填をした根とは別の1根を確認した.臨床的に根管を探し,FCにより壊死していた歯髄組織を,無麻酔下で除去した.根管充填後,特に臨床症状を認めず,メタルコア装着後,前装鋳造冠の装着を行い,現在,特に不快症状の発現もなく,良好に経過している
収録刊行物
-
- 東日本歯学雑誌
-
東日本歯学雑誌 22 (2), 149-152, 2003-12
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050845763225386368
-
- NII論文ID
- 120005522127
-
- ISSN
- 09109722
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- CiNii Articles