ワシントン大学 (医学部) エンドオブライフ教育の現状 : 慢性期ケア・クラークシップ・カンファレンスに参加して (活動と資料)

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  • ワシントン ダイガク(イガクブ)エンド オブ ライフ キョウイク ノ ゲンジョウ : マンセイキ ケア ・ クラークシップ ・ カンファレンス ニ サンカ シテ

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抄録

背景 日本では、学部生に対するエンドオブライフ教育はトピックス的で、教員の力量に左右されることが多く、多職種が協働した教育を実践している大学は少ない。 目的 ワシントン大学(医学部)のエンドオブライフ教育の紹介をとおして、日本のエンドオブライフ教育の改善案を検討する。 内容 同大学の慢性期ケア・クラークシップは、老年医学コース、リハビリテーション医学コース、慢性疹痛コース、緩和ケアコースの4コースに分かれ、4週間の実習を行っていた。実習前に、コミュニケーションに関する講義、模擬患者とのコミュニケーション演習、患者との医療面接を取り入れていた。実習後は、学生が体験した感情を大切にしながら語る場を設け、学生自身で体験の意味づけが行えるよう教員が発問を重ねていた。また、いっでもオンライン上に掲載されているエンドオブライフに関する情報を入手して自己学習ができるリソースがあった。 結論 実践的なコミュニケーション演習や、学生が体験した感情を表出することは、学生自身が体験を意味づけ、エンドオブライフケアの概念を整理していく上で重要である。また、オンライン上に実習内容や学習内容を掲載することは、主体的に学習に取り組め、学習効果は高い。

identifier:http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/185

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