<資料>分析化学の学生実習に関する考察(第4報) : ホルマリン中のホルムアルデヒドの定量

宇野 文二, 加納 健司, 河合 聡, 後藤 正志, ウノ ブンジ, カノウ ケンジ, カワイ サトシ, ゴトウ マサシ, BUNJI UNO, KENJI KANO, SATOSHI KAWAI, MASASHI GOTO

<資料>分析化学の学生実習に関する考察(第4報) : ホルマリン中のホルムアルデヒドの定量

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<Data>Discussion on Experiments of Analytical Chemistry for Students. IV. : Iodometry of Formaldehyde in Formalin

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抄録

ヨウ素滴定によるホルマリン中のホルムアルデヒドの定量において, 試薬の添加順序を守ることは極めて重要である。ホルムアルデヒドはアルカリ性条件下, 次亜ヨウ素酸イオンによってギ酸に酸化されるが, この反応は, アルカリ性下における次亜ヨウ素酸イオンのヨウ素酸イオンヘの速やかな移行との競い合いである。従って, 試薬の正しい添加順序に従わないと, 測定値の定量性は失われる。