オトガイ孔周囲に発生した単発性周辺性骨腫の1例

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  • A case of a solitary peripheral osteoma arising in the mandibular body around the mental foramen

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抄録

下顎骨に発生する周辺性骨腫は比較的まれである.今回,われわれはオトガイ孔周囲の下顎骨体部に生じた単発性周辺性骨腫の1例を経験したので報告する.患者は48歳女性で,下顎可撤性部分床義歯装着時の右側オトガイ部の疼痛を主訴に当科紹介となった.右側下顎骨体部に弾性硬の腫脹が触知され,CT検査にて右側オトガイ孔周囲の下顎骨体部に有茎性の骨膨隆が認められた.全身麻酔下に超音波切削器具を使用して外科的に摘出し,緻密性骨腫との病理組織学的診断を得た.術後1か月の経過観察を行い,知覚異常は認めず経過良好である.

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