大学生を対象とした睡眠調査について <原著>

書誌事項

タイトル別名
  • Insomnia disorder in university students <Original Article>
  • 大学生を対象とした睡眠調査について
  • ダイガクセイ オ タイショウ ト シタ スイミン チョウサ ニ ツイテ

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抄録

日本では約5人に1人が入眠困難,中途覚醒,早朝覚醒などの睡眠の問題を抱えていることが報告されている。大学生においても生活が深夜型化しており,睡眠の問題を主訴にメンタルヘルス相談を希望する学生が増加している。われわれは,本学の教養科目を受講した大学生を対象に,睡眠に関するアンケート調査を実施した。多くの学生が,睡眠時間の不足や日中の眠気,睡眠の質への不満を感じていた。不眠障害はうつ病の発症や不登校への関与も報告されており,身体面や精神面への影響は大きい。大学生活への適応が困難となる事例もあるため,大学メンタルヘルスにおいても,学生に対して不眠障害に関する知識や情報の提供,早期の支援が必要であると思われる。

収録刊行物

  • 総合保健科学

    総合保健科学 31 7-12, 2015-03-01

    広島大学保健管理センター

被引用文献 (1)*注記

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