南琉球八重山黒島方言におけるテンス・アスペクト・エビデンシャリティー接尾辞jassuの記述的研究

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タイトル別名
  • A descriptive study of the tense-aspect-evidentiality suffix jassu in Kuroshima Ryukyuan
  • ミナミ リュウキュウ ヤエヤマ クロシマ ホウゲン 二 オケル テンス アスペクト エビデンシャリティー セツビジ jassu ノ キジュツ テキ ケンキュウ

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抄録

本稿では、南琉球八重山黒島方言におけるテンス・アスペクト・エビデンシャリティー接尾辞jassu の形式的記述、および意味的記述を行う。この接尾辞は、主節末に生起しうるものの、時制接尾辞とは共起しない、という点において形態統語的に特徴的である。さらに、連体修飾節末には生起することもできない。意味的には、「直前に話者が直接経験した状況の変化」をあらわす。つまり、発話時との時間的関係、情報の出所、事態の局面を同時にあらわしており、テンス、アスペクト、エビデンシャリティーが重なる接尾辞である、と言える。

収録刊行物

  • 阪大日本語研究

    阪大日本語研究 27 59-81, 2015-03

    大阪大学大学院文学研究科日本語学講座

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