耳鼻科受診する5歳児へのプレパレィション : キワニスドールとアンパンチ遊びを用いて

書誌事項

タイトル別名
  • The Use of Kiwanis Doll and “Anpanman Punch” Play in Preparation for a Five-year Old Child in the ENT Clinic
  • ジビカ ジュシン スル 5サイジ エ ノ プレパレィション キワニスドール ト アンパンチ アソビ オ モチイテ

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抄録

ひとりで耳鼻科受診時の椅子に座れない5歳児へ、キワニスドールとアンパンチ遊びによるプレパレィションを実施したところ、ひとりで座れるようになった。アンパンチ遊びとは、キワニスドール(5歳児が描き名前をつけた)の耳や鼻にバイキンマンシールを貼り、スプーンの柄にアンパンマンシールを貼り、このスプーンでバイキンマンシールを叩き、その時に筆者らが『あれ一』といいながら、バイキンマンシールをはがし、新しいバイキンマンシールを貼り付けることを繰り返す遊びである。今回、キワニスドールが「お守り」、つまり移行対象の役割を担い、アンパンチ遊びが5歳児へ診察の意味を伝え、「やらなくてはならない」と認知され、診察時の具体的な対処行動を児自身が考え出し、その行動によって自身をコントロールすることができたので報告する。

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