セルフヘルプ・グループ(SHG)の概念と援助効果に関する文献検討 看護職はSHGとどう関わるか

書誌事項

タイトル別名
  • Concept and Benefits of Self-Help Groups:A Review of Literature.―Nurses’ Attitude Toward Self-Help Groups―
  • セルフヘルプ グループ SHG ノ ガイネン ト エンジョ コウカ ニ カンスル ブンケン ケントウ カンゴショク ワ SHG ト ドウ カカワル カ

この論文をさがす

抄録

セルフヘルプ・グループ(以下,SHG)に関する研究を概観し,SHGの概念・定義,及びその援助機能・効果を検討するため,データベース(MEDLINE,医学中央雑誌,最新看護索引)の検索を中心とする文献研究を行った.SHGの定義として,専門職の関与がないことが重要な点であるが,実際には公的機関や専門職が支援していることが近年明らかになっており,これが混乱を招いている.SHGの援助機能については,メンバーの力づけ(empowerment)がその本質として考えられているが,実証的な研究はほとんどなされていないのが実状であり,今後,SHGの効果を検証するための方法論の確立が課題である.また,SHGがその援助機能を十全に発揮するためにはグループの自律性が重要であり,専門職が関わる場合は介入しすぎないことが大切である

収録刊行物

  • 石川看護雑誌

    石川看護雑誌 1 57-64, 2004-03

    石川県公立大学法人 石川県立看護大学

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ