書誌事項
- タイトル別名
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- レキシ ショウセツ Valperga ニ オケル アタラシイ ヒロイン Beatrice
- Beatrice : a new heroine in the historical novel Valperga
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抄録
Valperga : or, The Life and Adventures of Castruccio, Prince of Lucca (1823) は Mary Shelly (1797-1851) が歴史を題材にした最初の小説である。この物語の中で Mary は傑出した2人のヒロインを創りだした。フィレンツェの女性指導者 Euthanasia とフェラーラの予言者 Beatrice である。タイトルにある Castruccio とは14世紀イタリアの実在の君主 Castruccio Castracani (1281-1328) であり、英国ではルネサンス期の政治思想家 Niccolo Machiavelli (1469-1527) による伝記を通してよく知られた人物であった。それに対し、Eythanasia と Beatrice は架空の存在であり、Valperga とはこの2人を象徴する架空の城である。タイトルに見られる虚構と史実の並置はこの物語の特徴であり、それは同時にヒロインたちの重要性を示すものでもある。Mary の父 William Godwin (1756-1836) と夫 Percy Bysshe Shelly (1792-1822) はヒロインたちの存在をもって Valperga が彼女の前作 (Frankenstein (1818) よりも優れた小説であると認めている。Godwin や Shelley に加え、後年の多くの批評者の感心を特に呼び起こしたのは Beatrice である。本稿ではヒロイン Beatrice に焦点を当て、このヒロインが歴史小説の新しい局面を切り開くための Mary の試みの産物であることを確認し、Valperga の歴史小説としての特異性とその価値について考察する。
収録刊行物
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- 同志社女子大学大学院文学研究科紀要
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同志社女子大学大学院文学研究科紀要 11 27-46, 2011-03-31
京都
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699732887424
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- NII論文ID
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120003059260
- 120005643268
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- NII書誌ID
- AA11551704
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- ISSN
- 18849296
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- NDL書誌ID
- 11071431
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可