高力率単相AC/DCコンバータにおけるリップル補償回路のエネルギーベースでのディジタル制御法

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タイトル別名
  • Energy-based digital control of a ripple correction circuit in a unity-power-factor single-phase AC/DC converter
  • コウリキリツ タンソウ AC/DC コンバータ ニオケル リップル ホショウ カイロ ノ エネルギー ベース デノ ディジタル セイギョホウ

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抄録

単相高力率AC/DCコンバータは入力電力に2倍の周波数のリップル成分を含む。通常、リップルを低減するために大容量なアルミ電解キャパシタが挿入される。しかし、この方法では回路の大型化と低寿命が問題となる。そこで、リップル吸収のための代替としてのバッファ回路が必要である。本論文では出力キャパシタと並列に接続した双方向昇圧チョッパを用いてリップル電流をエネルギーバッファとして吸収するリップル補償回路のディジタル制御法について提案する。その制御法は新しく、そのアイデアは入出力電力の離散化エネルギーバランス方程式に基づくために、制御則は力率改善回路だけでなく主回路にも適用される。それは、力率1のために電流ゲインを制御し、さらに出力キャパシタのリップルを低減するために、2つのサンプルレートからなる新しいマルチレートディジタル制御に基づいている。その後、提案制御法はsaberを用いたシミュレーションを通して検証される。最後にSimulinkのS関数モデルより自動的に生成したC言語によるディジタル制御プログラに基づいて、dSPACEによるディジタル制御回路によりリップル低減効果を実験により検証する。

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