六甲山系の自然と地域特性を活かした高大連携授業に関する研究/総合学習の時間を利用したデザインカリキュラム

抄録

本研究は、文部科学省における「高等学校と大学との接続における一人一人の能力を伸ばすための連携(高大連携)の在り方について」の指針に基づいて、本校の位置する六甲山系の自然と地域の特性を活かした高大連携授業の在り方について、実践的活動を通して実地検証していくことを目的とした。  総合学習に於いて実施した科目は以下の通りである。 講座①:神戸鈴蘭台高校を「計測」する(長濱・宮本) 講座②:使いやすい減災グッズ制作(見寺・野口・ばんば) 講座③:自然素材を用いた雑貨制作(大田・相澤・佐野・田頭) 講座④:テクノ工作(相良・古賀・逸身・向井・見明) 講座⑤:高大連携授業のドキュメンテーションと情報発信(曽和)。  本研究の結果、以下の成果を得た。 ①高等学校における総合学習に組み入れることにより、年間を通じたプロジェクトを推進するカリキュラムを作成することができた。②文部科学省における「高校生に対して、大学レベルの教育研究に触れる機会の促進」をデザイン教育の視点から取り組むことができた。③地域の特性を活用することで、高大連携を主軸とした、地域のデザイン教育活動の活性化を図ることが可能となった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050564287568665728
  • NII論文ID
    120005673371
  • Web Site
    https://kobe-du.repo.nii.ac.jp/records/172
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ