小児神経症の3例

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抄録

症例1は14歳男子で、痙攣を主訴とした。母親が代理ミュンヒハウゼン症候群、本人がミュンヒハウゼン症候群であり、複数科の受診歴があった。痙攣などの詐病を繰り返し、器質的疾患が否定的であったため、現在抗痙攣剤を減量中である。症例2は8歳男児、症例3は10歳女児で、いずれも転換性障害であり、それぞれギラン・バレー症候群様の神経症状とてんかん発作様の症状を呈した。いずれも母親が子どもと接する時間を増やすことにより症状は改善した。

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