子どもの在宅ケアにおける連携の実態に関する研究 ―訪問看護ステーションを中心に―

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  • コドモ ノ ザイタク ケア ニ オケル レンケイ ノ ジッタイ ニ カンスル ケンキュウ : ホウモン カンゴ ステーション オ チュウシン ニ
  • The Cooperation on Home Care to Children -On the Visiting Nurse Stations-

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Abstract

本研究は、A県の小児訪問看護を実践している6名の訪問看護師を対象に、訪問看護ステーションで行われている子どもへの在宅ケアにおける連携の実態を明らかにすることを目的とした。半構成面接を行い、質的帰納的分析法を用いて分析をした結果、訪問看護師が療養児に対して行った訪問看護の実態として、【訪問看護ステーションと母親の連携】、【関係職種とのネットワークの形成】という2つのコアカテゴリーが示された。【訪問看護ステーションと母親の連携】は『母親の様子に関する情報の把握』、『母親へのケアに関する情報の提供』、『母親と育児・教育に関する情報の共有』の3つのカテゴリーで構成された。【関係職種とのネットワークの形成】は『小児看護の専門家からの情報の獲得』、『訪問看護ステーション同士の情報交換』、『他職種との連携による情報共有』の3つのカテゴリーで構成された。訪問看護ステーションにおける子どもへの在宅ケアを通じた連携として、訪問看護師と母親間の密接な連携、訪問看護ステーションと関係諸機関との連携、の2つが明らかになった。

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