あん摩・マッサージ・指圧外来の試行

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  • アンマ マッサージ シアツ ガイライ ノ シコウ

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抄録

筑波技術大学保健科学部附属東西医学統合医療センターで平成27年4月~9月に行われたあん摩・マッサージ・指圧外来(以下マッサージ外来)の試行の結果を報告する。週1回,各3枠,あん摩マッサージ指圧師の国家資格を有する3名の人員を配置した。施術時間は20分または40分とした。試行期間の患者数は述べ68名(初診30名,再診38名)であった。主訴は初診時および全期間を通して最多が「頸肩背部のこり」次いで「コンディショニング」, 「腰痛」であった。「頸肩背部のこり」に対するVAS 評価では初診,再診ともに施術前後で有意にVAS の減少がみられた。「コンディショニング」を希望した患者の特徴として通院可能なADL を保ちつつも医療機関外でのリラクゼーションマッサージを受療することに不安を感じており,短時間で効果的な施術を望む傾向がみられた。このような患者に対し,本センターにおけるマッサージ外来は有益であると考えられた。

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