ドロシー・オズボーンの手紙(Ⅰ)

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タイトル別名
  • The Letters of Dorothy Osborne (Ⅰ)
  • ドロシー ・ オズボーン ノ テガミ(1)

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抄録

17世紀イングランドの王党派ジェントリの娘であるドロシー・オズボーンは,議会派に属するアイルランド記録長官の息子で,やがて外交官および著作家として名を成すウィリアム・テンプルと結婚した。それに先立つ1652年12月から54年10月の間に,彼女はテンプルに宛てて何通もの手紙を書いている。本稿は,これまでほとんど論じられてこなかったドロシーの手紙を取り上げ,それらが書かれた経緯,彼女の人柄,手紙に含まれる文学的意義,そしてテンプルに与えたであろう影響等を探ろうとするものである。本稿は,テンプルの政治思想研究に関する筆者の全体計画の一部を成すものであり,「ウィリアム・テンプルとドロシー・オズボーン」(本誌第153号,2013年)の続稿である。

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