主語名詞句の再活性化が日本語文処理における距離の効果に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Processing Benefits from Similarity-Based Partial Reactivation : A Case Study of Subject-Predicate Dependency in Japanese

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抄録

本研究では、主節主語の種類と主語-動詞間の距離を操作した読文実験を実施した。その結果、NPだけ-動詞の統合では距離の効果が見られたが、NPだけが-動詞の統合では距離の効果が見られなかった。この結果は、主節主語と埋め込み節主語の類似性が高い場合、埋め込み節主語-動詞の統合の際に、主節主語が一時的にアクセスされ、主節主語の活性度を高めているために距離の効果が見られなくなるという仮説を支持するものである。

収録刊行物

  • 九州大学言語学論集

    九州大学言語学論集 36 309-329, 2016

    九州大学大学院人文科学研究院言語学研究室

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390290699820355840
  • NII論文ID
    120005756004
  • NII書誌ID
    AA11886316
  • DOI
    10.15017/1655034
  • HANDLE
    2324/1655034
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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