書誌事項
- タイトル別名
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- Studies on Mato Cells in Brain
- ノウ ノ アタラシイ サイボウ オ オッテ : カン フジ サイボウ ノ ケイタイ ト キノウ
- Studies on Mato Cells in Brain
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抄録
蛍光性顆粒周囲細胞(FGP cells)がラットおよびヒト脳の細血管壁に認められる。この細胞の持つ顆粒が蛍光顕微鏡下で黄色の自然蛍光を有し、Virchow-Robin腔に分布するなどからfluorescent granular perithelial (FGP) cells (蛍光性顆粒周囲細胞)と名付けた。さらに、その細胞の微細構造を観察すると、若齢期では顆粒が電子密度の高い充実性の構造をしているが、加齢により空胞化し、高齢では泡状を呈する。FGP細胞は免疫組織化学的には、マクロファージの表層抗原を持ち、スカベンジャー受容体陽性細胞でもある。これらのことから、血液脳関門(blood-brain barrier) の機能に深く関わり、脳内のスカベンジャー細胞としての役割を担っていることが明らかになった。現在、この蛍光性顆粒周囲細胞(FGP細胞)はMato cell (間藤細胞) と呼ばれている。
収録刊行物
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- 了德寺大学研究紀要
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了德寺大学研究紀要 (5), 1-6, 2011
了德寺大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174713779840
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- NII論文ID
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40019055526
- 120005766606
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- NII書誌ID
- AA12217741
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- NDL書誌ID
- 023174287
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- ISSN
- 18819796
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可