書誌事項
- タイトル別名
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- Communicational Effect of Science Workshop with“ Kawaii”
- 「 カワイイ 」 オ トリイレタ カガク ジッケン ・ コウサク ノ コミュニケーション コウカ
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抄録
科学技術へ関心の低い女性に科学技術を伝えるツールとして、かわいいと感じる要素を取り入れた科学実験・工作を考案し、その効果を調べた。女性が男性よりもより強く感じる感情である「かわいい」は、対象と関わりたい、仲良くなりたいという共感性や、社会的交流を求める感情に関連している。実験・工作を体験した中学生に対し「実験を体験していない人にも話したいか」というアンケート調査を行ったところ、普段の理科の授業や実験はあまり人に話さないのに対し、かわいいと感じる要素を取り入れた実験は特に女性にとって誰かに話したくなる実験であることがわかった。「かわいい」と科学の組み合わせは、実験実施者から体験者だけでなく実験体験者からその知人へと波及していく効果があり、より多くの人へ体験を伝えるという意味で、特に若い年代の女性にとって科学技術コミュニケーションの強力なツールになると思われる。
収録刊行物
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- 科学技術コミュニケーション
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科学技術コミュニケーション 19 31-42, 2016-07
北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649725740032
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- NII論文ID
- 120005768799
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- NII書誌ID
- AA12317666
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- DOI
- 10.14943/74096
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- HANDLE
- 2115/62311
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- NDL書誌ID
- 027924366
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- ISSN
- 18818390
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可