<論文・報告>海洋放線菌由来のヘロナミドC からのヘロナミドA およびB の生成と抗真菌活性

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タイトル別名
  • Generation of Heronamides A and B from Heronamide C Produced by a Marine-Derived Streptomyces sp. and Their Antifungal Activity

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抄録

海洋放線菌由来の20員環ポリエンマクロラクタム化合物で抗真菌作用を持つヘロナミドCの紫外線照射(365nm)による安定性試験を行った。また、ヘロナミドCと紫外線照射によって生成したヘロナミドA、Bの抗真菌作用を調べた。その結果、ヘロナミドCは紫外線照射によってヘロナミドA、B(主変換体)へと変換され、それらはヘロナミドCほどの抗真菌活性を示さないことが明らかになった。これらの結果から、ヘロナミドCが有する20員環ポリエンマクロラクタム骨格は抗真菌作用に重要であることが示唆され、さらなる構造活性相関研究はケミカルプローブ開発や新規抗真菌剤の開発に役立つことが期待される。

薬科学

収録刊行物

  • ELCAS Journal

    ELCAS Journal 1 63-65, 2016-03

    京都大学学際融合教育研究推進センター高大接続科学教育ユニット

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050001335838201600
  • NII論文ID
    120005829465
  • NII書誌ID
    AA12881679
  • HANDLE
    2433/216480
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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