M字型カーブの解消と「男性稼ぎ主モデル」からの離脱の関係 : OECD統計の国際比較をとおして-

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タイトル別名
  • M-shaped curve and shift away from the male breadwinner model : a cross-national comparison of the OECD labour statistics
  • Mジガタ カーブ ノ カイショウ ト「ダンセイ カセギヌシ モデル」カラノ リダツ ノ カンケイ : OECD トウケイ ノ コクサイ ヒカク オ トオシテ
  • Mジガタ カーブ ノ カイショウ ト 「 ダンセイ カセギ シュ モデル 」 カラ ノ リダツ ノ カンケイ : OECD トウケイ ノ コクサイ ヒカク オ トオシテ
  • M字型カーブの解消と男性稼ぎ主モデルからの離脱の関係 : OECD統計の国際比較をとおして

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抄録

本研究は,M字型カーブの解消と「男性稼ぎ主モデル」から離脱の関係についての理解を深めることを目的として,欧米・南欧・東アジア10カ国の男女の就業実態をOECD統計データから分析した。得られた結果は次の2点である。第一に,M字解消済みの6カ国は,その10年後の男女の働き方に「男女フルタイム就業型」と「女性パートタイム就業型」という,異なる2つの形態がみられた。第二に,南欧・東アジア諸国は「男女フルタイム就業型」に近いスペイン・韓国と,「女性パートタイム就業型」にあてはまる日本,そして明確な位置づけがむずかしいイタリアに類型された。さらに,異なる2つの型が生み出される背景について「家族政策への投資」と「理想のケアのあり方」から説明を試み,最後に日本への政策的示唆を提示した。

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