淡水産エイ類の胚は腸管上皮中に卵黄を貯める

書誌事項

タイトル別名
  • Freshwater stingray embryos store yolk in their intestinal epithelial cells

この論文をさがす

抄録

南米で採集された淡水産エイ類胚の腸管上皮細胞を組織学的に観察した。その結果、卵黄嚢から卵黄腸管を通して腸に運ばれる卵黄物質は、成長の途中から胚の腸上皮細胞中に蓄積されることが明らかとなった。卵黄様物質は、出産後も腸上皮細胞中に留まり、個体がvulnerable period(母体から産み出された直後からの受難期)を生き抜くための栄養として寄与していると考えられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ